(T04) 尊格学から見た大乗仏典の成立

田中 公明(たなか きみあき)

(公財)中村元東方研究所専任研究員

◆レベル 初級
◆火曜 13:00〜14:30
◆初講 2022年4月12日(火)全25回
◆東京本校 402号室
◆受講料 ¥40,000

日本仏教の源流をなす大乗仏教は、インドで紀元前後に現れ、クシャン帝国時代(2~3世紀)に盛んになった。しかし仏教美術や碑文などの考古資料によって、大乗仏教の成立と発展を跡づけることは難しい。講師は、長年に亘る曼荼羅研究の結果、曼荼羅に描かれる菩薩には、初期大乗仏典に対告衆として説かれるものが多いことに気づき、そこから大乗仏典に説かれる仏・菩薩の尊名を手掛かりに、大乗仏教の成立と発展を跡づけられることが分かった。今回は書き下ろしの新著に基づき、新たな視点から大乗仏教の成立を考えることにしたい。

【テキスト】
『仏・菩薩の名前からわかる大乗仏典の成立』春秋社、2022年春刊行予定