(T20) 夏目漱石とインド哲学

(T20) 夏目漱石とインド哲学

今西 順吉(いまにし じゅんきち)

北海道大学名誉教授

◆レベル 初級
◆水曜 13:00〜14:30
◆初講 2019年4月17日(水)全25-27回
◆東京本校 401号室
◆受講料 ¥40,000

漱石作品ほど多くの日本人を引きつけ続けている作品は珍しい。それだけに誰もが「私の漱石」を思い描いて深く共感しています。しかし漱石作品は今後ますます「読み継がれるべき古典」ですから、没後百年を過ぎた今こそ、「私の」という制約を取り外して、作品そのものを古典として「厳密に」理解すべき時だと思われます。漱石は思想家であり、真理の探究者でした。インド哲学・仏教・中国思想を背景に、明治時代の欧米化という荒波の中で、「自己とは何か」を問い続けたのです。その思想形成と、挫折および再生の経緯を作品に即して詳細にたどり、未完の作品『明暗』の意図を明らかにしたい。

【テキスト】
・最初は『思ひ出す事など』から始めます。(文庫本・全集を問いません)
※各自で購入。