(T23) 法華経を読む

(T23) 法華経を読む

渡邊 寳陽(わたなべ ほうよう)

立正大学名誉教授

◆レベル 初級
◆火曜 15:00〜16:30
◆初講 2019年4月16日(火)全25-27回
◆東京本校 401号室
◆受講料 ¥40,000

『法華経』は聖徳太子の時代に伝来し、平安時代以降、「諸経の王」として尊重されました。鎌倉時代の道元・日蓮らに重要視されましたが、江戸期の白隠・良寛らによって独特な展開が示されました。岩波文庫の『法華経』は、右頁に漢文の訓読、左頁にサンスクリットからの和訳が対訳されています。今年度は、岩波文庫『法華経』下巻の内容を皆さんと通読したいと願っています。『法華経』下巻には、如来寿量品第十六〜観普賢菩薩勧発品第二十八が収録されています。如来寿量品第十六から、本門「正宗分」のうち、釈尊の成道が久遠実成に開かれることが明らかにされます。『法華経』の重要部分です。その上で、随喜功徳品第十八以降から、本門「流通分」への展開となります。「流通」とは、久遠釈尊の導きが、永遠に展開する趣旨を明らかにするものです。「流通」は「功徳流通」{常不軽菩薩品第二十までの三品}と「付属流通」{如来神力品第二十一以降の八品}と区分されます。末法の我々に、強い呼びかけがなされている内容です。

【テキスト】
・岩波文庫版『法華経』中(坂本幸男・岩本裕訳注) 岩波文庫、1976
※第一回講義までに書店等で各自購入。
【参考書】
・講師が講義用の資料を毎回用意する予定です。