(S15) インド神話入門
西尾 秀生(にしお ひでなり)
元近畿大学教授
【インド神話入門:木曜18:30-20:00】インド神話の面白さは何といっても「生きている神話」だということです。多くのインド人たちの心の中には、今でも神々が生きているのです。今年度はヴィシュヌ神の化身の中でも最も人気のあるクリシュナの神話を読み、いろいろな解釈を試みます。
「東方学院」は本学院に賛同する学者個人とそのもとで学ぼうとする学徒によって構成される共同体としてのグループの連合です。
西尾 秀生(にしお ひでなり)
元近畿大学教授
【インド神話入門:木曜18:30-20:00】インド神話の面白さは何といっても「生きている神話」だということです。多くのインド人たちの心の中には、今でも神々が生きているのです。今年度はヴィシュヌ神の化身の中でも最も人気のあるクリシュナの神話を読み、いろいろな解釈を試みます。
釈 悟震(しゃく ごしん)
中村元記念館東洋思想文化研究所副所長、文学博士
【根本仏教のいざない:土曜10:30-12:00】仏教の創始者ブッダ( 釈尊)はわれわれ人類に何を伝え、また何を求めたのだろうか。そこにはより人間性豊かな今を生きる叡智の真髄があったのではないだろうか。その真理を、もっとも釈尊に近い時代の成立とされる『法句経』から紐解きます。
ケネス・田中(けねす たなか)
武蔵野大学名誉教授
【親鸞入門:土曜13:30-15:00】本講座では、次のような課題と親鸞の生涯における出来事を取り上げ、理解を深めるためのディスカッションを行うことにします。一、誕生と仏教の世界観・人生観。二、出家と困難。三、修行期と求道。四、下山と修行の行き詰まり。五、法然との出合いと信心の体得。六、流罪と新しい生き方。七、関東での伝道と利他行(1)。八、京都での文書伝道と利他行(2)。九、死と往相。十、死後と還相。
Mathew Varghese(マシュー・ヴァルギース)
青山学院大学講師
【英語による仏教哲学:土曜15:30-17:00】英語で学ぶ仏教哲学の講座です。サンスクリット文献を通し、仏教の哲学的な様相を学習します。原典を読みながら仏教で用いられるサンスクリット語のより深い意味を探求していきます。特に本年度は、ヨーガについて仏教と他の哲学との比較等、活発な討論を行っていきたいと思います。
西岡 秀爾(にしおか しゅうじ)
四天王寺大学・花園大学非常勤講師
【死生学へのいざない:第3土曜16:30-18:00】死生学の醍醐味は、「死」ならびに「死にゆくこと」を身近な問題として見つめ直すことにより、いま・ここ・わたしの「生(いのち)」のあり方を問うことです。身近な人や自分自身の「老・病・死」と真摯に向き合い、避けることのできない多様な喪失とともに生きる道を探ります。
勝本 華蓮(かつもと かれん)
姫路市立生涯学習大学校講師
【ブッダとその教え:2・4水曜 17:30-19:00】この講座では、パーリ原典をもとにブッダ(釈尊)の生き方や説かれた教えを学びます。本年度も昨年度に続き、釈尊の出家から成道、初転法輪までを描く「聖求経」(中部経典26)を読みます。
関戸 堯海(せきど ぎょうかい)
立正大学日蓮教学研究所客員所員
【日蓮の書簡を読む:火曜集中講義10:00-13:00】日蓮の隠棲した身延山には、多くの熱心な信徒から供養の品々が届いており、その都度、日蓮は丁寧な書簡を書き送って礼を述べ、法門を教示している。それらの書簡を拝読すると、身延山での日蓮の毎日の活動が現代によみがえってくる。本講義では、日蓮が身延山に入山したのちの建治元年(1275)の書簡を読み、身延山での日々の活動について考察したい。
佐久間 留理子(さくま るりこ)
大阪観光大学教授
【インドにおける仏教諸尊の図像と信仰:土曜13:00-16:00】インドにおける仏教諸尊(仏・菩薩・忿怒尊・女尊など)の図像と信仰について、文献のみならず視覚的資料を用いて解説する。仏像の誕生とその背景、ガンダーラの仏・菩薩像、西インドの後期石窟の尊像、パーラ王朝の密教的尊像などについて取り上げる。
西村 実則(にしむら みのり)
大正大学名誉教授
【近代浄土宗の学僧たち:火曜集中講義10:30-12:00】近代ヨーロッパで仏典を原典から読んでいるのを知った日本仏教界では、それを学ぶため留学生を派遣し始めた。真宗の南条文雄、笠原研寿、一般の高楠順次郎らに続いて浄土宗でも荻原雲来、渡辺海旭を送った。
この二人の活躍、ならびに同期の三羽烏の一人で『望月仏教大辞典』を編纂した望月信享、さらに浄土宗で新しい信仰運動「共生会」を展開した椎尾弁匡の四人をとり上げてみたい。
立川 武蔵(たちかわ むさし)
国立民族学博物館名誉教授
【真言について:土曜13:00-14:30】言葉あるいは文字よりなる真言は仏や菩薩への呼びかけであるとともにシンボルでもあります。今回はヴェーダ祭式における真言の概説の後、日本の密教における真言(光明真言、六文字真言など)を考察します。