(B01) 『秘蔵宝鑰』を読む

竹村 牧男(たけむら まきお)

東洋大学名誉教授・元学長

◆レベル 初級
◆隔週月曜 13:00〜14:30
◆初講 2026年4月13日(月)全14回
 4/13、4/27、5/11、5/25、6/8、6/22、7/13、
 10/5、10/19、11/2、11/16、11/30、12/14、2027/1/18

◆東京本校 402号室
◆形式〈対面・オンライン併用〉
◆受講料 ¥20,000

 お申し込み手順 お振り込みについて

真言宗の宗祖・弘法大師空海の主著は、『秘密曼荼羅十住心論』であり、これを簡略にしたのが『秘蔵宝鑰』である。両者ともに、人間の心のあり方をを十段階に分けて描いており(十住心)、それぞれは仏教各宗等の思想と対応しているという。もちろん、空海は真言密教を最終の段階に置いている。ともあれ、この書物を学ぶことは仏教各宗の教理を学ぶことにもなり、人間にとっての哲学・思想のさまざまな類型の意味を考えることにもなるであろう。なお、受講者には、文庫本のテキストを購入していただくことになる。

【テキスト】宮坂宥勝監修『空海コレクションⅠ』ちくま学芸文庫、筑摩書房、2004年第一刷
【参考書】勝又俊教『秘蔵宝鑰 般若心経秘鍵』大蔵出版、1977年/松長有慶『訳注 秘蔵宝鑰』春秋社、2018年