(B01) 『大乗起信論』を読む

竹村 牧男(たけむら まきお)

東洋大学名誉教授・元学長

◆レベル 初級
◆隔週月曜 13:00〜14:30
◆初講 2025年4月7日(月)全14回
 4/7、4/21、5/19、6/2、6/16、6/30、7/14、
 9/22、10/6、10/20、11/10、12/1、12/15、2026/1/19

◆東京本校 402号室
◆形式〈対面・オンライン併用〉
◆受講料 ¥20,000

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『大乗起信論』は、大乗仏教の数少ない綱要書の一つであり、一心・二門・三大・四信・五行という体系的な組織を有する名著として、古来、読み継がれてきた。本書は今日、中国での成立との見方が有力であるが、思想内容はインド仏教を継承していると言えるであろう。本覚思想(如来蔵思想)や独自の唯識思想を展開し、成仏よりも信成就における救いの意義を強調して、大乗仏教の核心を明かしている。本講座では、この『大乗起信論』を通読することを目標に掲げ、本年度より最初から最後まで継続して講読していく。

【テキスト】
・宇井伯寿・高崎直道訳注『大乗起信論』岩波文庫、1994年

【参考書】
・平川彰『大乗起信論』仏典講座22、大蔵出版、1973年
・高崎直道『「大乗起信論」を読む』岩波セミナーブックス35、1991年
・竹村牧男『『大乗起信論』を読む』春秋社、2017年