(T12) 『華厳五教章』を読む

竹村 牧男(たけむら まきお)

東洋大学名誉教授・元学長

◆レベル 中級
◆第2・4月曜 13:00〜14:30
◆初講 2024年4月8日(月)全14回
◆東京本校 402号室
◆形式〈対面・オンライン併用〉
◆受講料 ¥20,000

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唐の賢首大師法蔵は、師・智儼のあとを受け、華厳教学を大成させた。その綱要が、『華厳五教章』にまとめられている。そこには、華厳宗の教相判釈、華厳一乗思想等のほか、事事無礙法界を構成する一入一切・一切入一、一即一切・一切即一等の論理を詳述した十玄門、六相門等が説かれている。『五教章』は十章から成っているが、本講ではその中、第九章「所詮差別」を講読する。昨年度より継続の箇所から順次読んでいく。

【テキスト】
・木村清孝訳注『華厳五教章』(宋本)、新国訳大蔵経・中国撰述部①-1〈華厳宗部〉、大蔵出版、2011年、17~138頁(訓読) なお、139~183頁註あり
※第一回講義までに、書店等で各自購入

【参考書】
・『華厳一乗教義分斉章』、大正大蔵経、第45巻、477~509頁(漢文)
・『冠註 華厳五教章』、和本各種あり
・『五教章』第一・第二、仏教大系七、大正10年
・湯次了栄『華厳五教章講義』、龍谷大学出版部、昭和2年初版
・鎌田茂雄『華厳五教章』、仏典講座28、大蔵出版、昭和54年
・竹村牧男『『華厳五教章』を読む』、春秋社、2009年