(T21) インド哲学の原典を読む

有賀 弘紀(あるが こうき)
(公財)中村元東方研究所専任研究員

【インド哲学の原典を読む:水曜15:50-17:20】インド哲学の原典を講読いたします。取り上げるテキストはヴェーダーンタ学派の初期文献『マーンドゥーキャ頌』です。インド哲学史上最も偉大とされるシャンカラの師の師ガウダパーダの作とされ、内容的には他の哲学学派や仏教思想との関係が注目されるものです。

(T22) サンスクリット語中級(2)

有賀 弘紀(あるが こうき)
(公財)中村元東方研究所専任研究員

【サンスクリット語中級(2):水曜17:30-19:00】インド文学史でもっとも著名な詩人カーリダーサの『ラグ・ヴァンシャ』の第19章を読み進めます。また、サンスクリット語の理解を深めるため、インド文法学のテキストの講読を並行して行います。

(T23) パーリ語文献講読

林 隆嗣(はやし たかつぐ)
こども教育宝仙大学教授

【パーリ語文献講読:金曜15:45-17:15】『ジャータカ註』で語られる仏伝を講読します。これから読む物語は、釈尊が舎衛城で祇園精舎の寄進を受ける序文のクライマックスに進んでいきます。翻訳では味わえない原典の持つ雰囲気や味わいを理解しながら丁寧に読んでいきましょう。

(T24) パーリ語入門

林 隆嗣(はやし たかつぐ)
こども教育宝仙大学教授

【パーリ語入門:金曜17:30-19:00】スリランカや東南アジアに伝わる仏典の言語、パーリ語の基礎を勉強します。年度の前半は文法の説明を行い、後半はパーリ語で書かれた仏典を講読します。

(T26) チベット語原典に親しむ

石川 巌(いしかわ いわお)
(公財)中村元東方研究所専任研究員

【チベット語原典に親しむ:土曜11:00-12:30】チベット語の文法を学んだばかりの初学者のための古典チベット語講読の授業です。古典チベット語の文献は、ほとんど仏教文献ばかりですので、内容的に難しいですが、基礎的な文法事項などを丁寧に解説しながらゆっくり読み進め、初学者が古典チベット語のテキストを適切に翻訳できるようになることを目標とします。

(T27) 坐禅の実習と『正法眼蔵』の提唱

来馬 正行(くるま しょうぎょう)
曹洞宗観音院住持

【坐禅の実習と『正法眼蔵』の提唱:月2~3回金曜18:00-20:00】「参禅は坐禅なり」。日常生活の観念的な生き方から離れた、無目的な只管打生の生禅を実践し、「正法眼蔵」に解明される参禅による無窮の功徳の教えを参学します。

(T29) 仏像彫刻の基礎実技と仏像彫刻実技

西山 多寿子(にしやま たずこ)/仏像彫刻家
小田谷 史弥(おだや ふみや)/修復工房東京文化財修復所主宰

【仏像彫刻の基礎実技:第2土曜:1300-17:00】
(1)この講座を開設された西村公朝先生の教えを引継ぎ受講生個々の「仏像」をめざします。指導は受講生個々人ごとに行います。初心者も経験者も学びたい内容にそって自分に合った仕方で基礎力を養って下さい。
【仏像彫刻実技:第1・3土曜13:00-17:00】造像技法の実技を学びます。自由課題による仏像制作(木彫、その他の材質)。必要に応じて、古典造像技法等の講義を行います。道具を扱える程度の経験が必要ですが、不足の点は受講後学ぶことが出来ます。

(T30) 日蓮の書簡を読む —身延山における日々の活動について—

関戸 堯海(せきど ぎょうかい)
立正大学日蓮教学研究所客員所員

【日蓮の書簡を読む:火曜集中講義10:00-13:00】身延山に隠棲した日蓮(1222-82)は、弟子や信徒の教導に努めていた。そこには、多くの熱心な信徒から供養の品々が届いており、その都度、日蓮は丁寧な書簡を書き送って礼を述べ、法門を教示している。それらの書簡を拝読すると、身延山での日蓮の毎日の活動が現代によみがえってくる。本講義では、日蓮が身延山に入山したのちの建治元年(1275)の書簡を読み、身延山での日々の活動について考察したい。