(T30) 日蓮の書簡を読む —身延山における日々の活動について—

関戸 堯海(せきど ぎょうかい)
立正大学日蓮教学研究所客員所員

【日蓮の書簡を読む:火曜集中講義10:00-13:00】身延山に隠棲した日蓮(1222-82)は、弟子や信徒の教導に努めていた。そこには、多くの熱心な信徒から供養の品々が届いており、その都度、日蓮は丁寧な書簡を書き送って礼を述べ、法門を教示している。それらの書簡を拝読すると、身延山での日蓮の毎日の活動が現代によみがえってくる。本講義では、日蓮が身延山に入山したのちの建治元年(1275)の書簡を読み、身延山での日々の活動について考察したい。

(C01) 日蓮の書簡を読む —身延山における日々の活動について—

関戸 堯海(せきど ぎょうかい)
立正大学日蓮教学研究所客員所員

【日蓮の書簡を読む:火曜集中講義10:00-13:00】日蓮の隠棲した身延山には、多くの熱心な信徒から供養の品々が届いており、その都度、日蓮は丁寧な書簡を書き送って礼を述べ、法門を教示している。それらの書簡を拝読すると、身延山での日蓮の毎日の活動が現代によみがえってくる。本講義では、日蓮が身延山に入山したのちの建治元年(1275)の書簡を読み、身延山での日々の活動について考察したい。

(C02) インドにおける仏教諸尊の図像と信仰

佐久間留理子

佐久間 留理子(さくま るりこ)
大阪観光大学教授

【インドにおける仏教諸尊の図像と信仰:土曜13:00-16:00】インドにおける仏教諸尊(仏・菩薩・忿怒尊・女尊など)の図像と信仰について、文献のみならず視覚的資料を用いて解説する。仏像の誕生とその背景、ガンダーラの仏・菩薩像、西インドの後期石窟の尊像、パーラ王朝の密教的尊像などについて取り上げる。

(C03) 近代浄土宗の学僧たち

西村 実則(にしむら みのり)
大正大学名誉教授

【近代浄土宗の学僧たち:火曜集中講義10:30-12:00】近代ヨーロッパで仏典を原典から読んでいるのを知った日本仏教界では、それを学ぶため留学生を派遣し始めた。真宗の南条文雄、笠原研寿、一般の高楠順次郎らに続いて浄土宗でも荻原雲来、渡辺海旭を送った。
この二人の活躍、ならびに同期の三羽烏の一人で『望月仏教大辞典』を編纂した望月信享、さらに浄土宗で新しい信仰運動「共生会」を展開した椎尾弁匡の四人をとり上げてみたい。

(C04) 真言について

立川武蔵講師

立川 武蔵(たちかわ むさし)
国立民族学博物館名誉教授

【真言について:土曜13:00-14:30】言葉あるいは文字よりなる真言は仏や菩薩への呼びかけであるとともにシンボルでもあります。今回はヴェーダ祭式における真言の概説の後、日本の密教における真言(光明真言、六文字真言など)を考察します。

(C05) 仏画入門

山田 美和(やまだ みわ)
NHK 学園講師

【仏画入門:集中講義10:00-16:00】オリジナルの下図をなぞって描く写仏から、さらに古典の作品をもとに、経典の決まりごとにそって、仏画を描くための表現を学んでゆきます。白描の仏さまから、彩色の絵の具の溶き方など、ご自分ならではの仏さまを描いてゆきます。