(B05) 浄土三部経を読む
武田 龍(たけだ りゅう)
同朋大学仏教文化研究所客員所員
【浄土三部経を読む:第3水曜14:30-16:00】大乗仏教では理想の修行の場として浄土が構想され、浄土への往生が濁世からの救済と考えられるようになりました。今年はインドにおける大乗仏教の興起の中で、阿弥陀経の思想的発達をたどります。
「東方学院」は本学院に賛同する学者個人とそのもとで学ぼうとする学徒によって構成される共同体としてのグループの連合です。
武田 龍(たけだ りゅう)
同朋大学仏教文化研究所客員所員
【浄土三部経を読む:第3水曜14:30-16:00】大乗仏教では理想の修行の場として浄土が構想され、浄土への往生が濁世からの救済と考えられるようになりました。今年はインドにおける大乗仏教の興起の中で、阿弥陀経の思想的発達をたどります。
木村 紫(きむら ゆかり)
立正大学非常勤講師
【アビダルマ入門:火曜13:00-14:30】アビダルマは、仏により説かれた言葉をどのように理解するかということから始まっています。輪廻している私たちの心とそのはたらきと対象、そしてそれに基づく行為を詳細に分析し、原因と結果についても深く考察しています。聞きなれない言葉も多く、精緻な分析はこみいったジャングルのようですが、仏教思想を学ぶ上での礎でもあります。少しずつ解きほぐしながら、読んでいきたいと思います。
山口 務(やまぐち つとむ)
真宗大谷派願照寺住職
【スッタニパータ(経集):月曜15:30-17:00または19:00-20:30】釈尊の言葉を含み、最古層の仏教経典のひとつと言われるスッタニパータ(経集)を中村元先生の訳を中心に読みます。
福田 琢(ふくだ たくみ)
同朋大学教授
【仏教文献講読『摂大乗論』を読む:第2月曜15:00-16:30】瑜伽行派の実質的な祖師、アサンガ(無著)の『摂大乗論』(五世紀)は、唯識思想に基づいて大乗仏教の全容を組織的に論述した教義書です。全10章のうち、今年度は三性説を主題とする第2章に入る予定です。
竹村 牧男(たけむら まきお)
東洋大学名誉教授
【『秘蔵宝鑰』を読む:隔週月曜13:00-14:30】弘法大師空海の主著『秘密曼荼羅十住心論』を簡略にしたのが『秘蔵宝鑰』。人間の心のあり方をを十段階に分けて描いており、それぞれは仏教各宗等の思想と対応しているという。この書物を学ぶことは仏教各宗の教理を学ぶことにもなり、人間にとっての哲学・思想のさまざまな類型の意味を考えることにもなるであろう。
西岡 秀爾(にしおか しゅうじ)
四天王寺大学・花園大学非常勤講師
【死生学へのいざない:第3土曜16:30-18:00】死生学の醍醐味は、「死」ならびに「死にゆくこと」を身近な問題として見つめ直すことにより、いま・ここ・わたしの「生(いのち)」のあり方を問うことです。身近な人や自分自身の「老・病・死」と真摯に向き合い、避けることのできない多様な喪失とともに生きる道を探ります。
Mathew Varghese(マシュー・ヴァルギース)
青山学院大学講師
【英語による仏教哲学:土曜15:30-17:00】英語で学ぶ仏教哲学の講座です。サンスクリット文献を通し、仏教の哲学的な様相を学習します。原典を読みながら仏教で用いられるサンスクリット語のより深い意味を探求していきます。特に本年度は、ヨーガについて仏教と他の哲学との比較等、活発な討論を行っていきたいと思います。
釈 悟震(しゃく ごしん)
中村元記念館東洋思想文化研究所副所長、文学博士
【根本仏教のいざない:土曜10:30-12:00】仏教の創始者ブッダ( 釈尊)はわれわれ人類に何を伝え、また何を求めたのだろうか。その真理を、もっとも釈尊に近い時代の成立とされる『法句経』から紐解きます。
西尾 秀生(にしお ひでなり)
元近畿大学教授
【『バガヴァッド・ギーター』を読む:木曜18:30-20:00】本年度はヒンドゥー教の最高の聖典といわれる『バガヴァッド・ギーター』を読みます。この聖典にはそれ以前のウパニシャッドなどの多くの思想が含まれていますので、それらとの影響関係も明らかにしたいと考えています。
奈良 修一(なら しゅういち)
(公財)中村元東方研究所専任研究員
【東南アジアの宗教・歴史・文化:木曜16:30-18:00】東南アジアと言われる地域は、中国文明とインド文明の狭間にあり、交易を中心とする国家を成立してきた歴史があります。また、その土地の文化の上にインド宗教文化などを受容し、それをその土地のものとして変容してきました。日本との関わりも深いこの地域ではありますが、その宗教・歴史・文化はあまり知られていません。本講義では、この地域の歴史を概観すると共に、受容してきた文化も考察していきます。