(C03) 近代浄土宗の学僧たち

西村 実則(にしむら みのり)
大正大学名誉教授

【近代浄土宗の学僧たち:火曜集中講義10:30-12:00】近代ヨーロッパで仏典を原典から読んでいるのを知った日本仏教界では、それを学ぶため留学生を派遣し始めた。真宗の南条文雄、笠原研寿、一般の高楠順次郎らに続いて浄土宗でも荻原雲来、渡辺海旭を送った。
この二人の活躍、ならびに同期の三羽烏の一人で『望月仏教大辞典』を編纂した望月信享、さらに浄土宗で新しい信仰運動「共生会」を展開した椎尾弁匡の四人をとり上げてみたい。

(C04) 真言について

立川武蔵講師

立川 武蔵(たちかわ むさし)
国立民族学博物館名誉教授

【真言について:土曜13:00-14:30】言葉あるいは文字よりなる真言は仏や菩薩への呼びかけであるとともにシンボルでもあります。今回はヴェーダ祭式における真言の概説の後、日本の密教における真言(光明真言、六文字真言など)を考察します。